今日は法科大学院入試に向けて、私が勉強したことを書こうと思います。
法学未修者の口頭試問・小論文試験対策です。
と言っても、文系科目は英語以外ほとんど勉強してこなかったので、文系の方からしたら、そんなの学部受験のときにやったよという内容かと思います。。
ただ、何の勉強でもそうですが、自分が分かるところまでハードルを下げるというのは大事なことです。
今の自分が分かる範囲から、目標に向けて少しずつレベルを上げていくようにしましょう。
さて、私が口頭試問・小論文試験対策としてやったことは、おおまかに次の3つです。
過去問を調べること、書く練習、読む練習です。
過去問を調べる
口頭試問については情報が少なく、出典ぐらいしか分からなかったので、小論文試験の情報を集めました。
私が受験する大学は、解答例などを掲載していなかったため、実際に解きはしなかったのですが、問題の傾向や扱う文章の難易度は把握することができました。
そして私の場合、政治・経済や現代社会の知識が足りないということが分かったので、簡単なテキストを一読し、ニュースはコメンテーターの意見も聞いて、視野を広げるようにしました。
書く練習
読む→書くの順番で勉強した方がいいのかもしれませんが、私は試験までとにかく時間がなかったので、書くことから始めました。
まずは、「小論文これだけ!」で小論文の型を学びました。
本当にこれだけでいいの?と思うボリュームですが、基本を叩きこむには充分だと思います。
これを紙1枚にまとめて、それを見ながら実際に過去問を解きました。
過去問は色々調べたのですが、受験校と同程度の難易度で、問題・解答例・講評がそろっている、関西学院大学のものを使わせていただきました。
かなりの数が置いてあって、大変有難かったです。
読む練習
口頭試問の記事にも書いたのですが、緊張すると文章ってまともに読めないですよね。。
それに加えて私の場合、細かい読解に慣れておらず、文章を充分に理解すること自体が難しいと感じていました。
そこで課題としたのが、背景知識を身につけることです。
現代文頻出テーマとキーワード系のテキストを3冊読みました。読んだだけです。
キーワードを自分の言葉で説明してみたり、筆者の意見に対し自分の意見はどうかを書いてみたりと、できることはまだまだあったと思いますが、働きながらの勉強はとにかく時間がありません。
体調とも相談しつつ、職場にも迷惑をかけないようにしながら、できる範囲のことを淡々とやるのが大事かと思います。
「現代文読解のテーマとキーワード」は、イラスト図解入りで読みやすく、頻出テーマの把握に役立ちました。
表紙に「日本語なのに、なぜか読めない。そんな人に読んでほしい本。」とあるように、読解が苦手な人におすすめしたいです。
次に読んだ「現代文キーワード読解」は、1ページに1語ぐらいのボリュームで現代文によく出てくる語が解説されていて、簡単な確認テストもあるので、知識の定着に役立ちました。
時間がなくて疲れているときでも、1ページだけ読むという使い方ができるので、寝る前や隙間時間に良かったです。
最後に「現代文テーマ別頻出課題文集」はかなり難しいのですが、先に学んだ2冊の背景知識やキーワードが、実際の入試でどのように使われているのかを知るために一読しました。
右ページの文章を読んで、頭の中で整理し、左ページの考察を読んで理解を深めました。
この本の「本書の活用法」通りに勉強が進められる子は、大学受験でもかなりハイレベルだと思います。
以上の要領で、7~8月は願書の準備と情報収集、9~10月は読み書きをやったという感じです。
参考にしていただけると幸いです(^^)
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